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​途次 - toji -

12/26-28/2019 

@Sapporo Community Plaza SCARTS studio2

cube blanc first exhibition 

 

途次とは、道すがら。


ダイバーシティを重視する社会の動きからLGBTを視る。


セクシャルマジョリティやLGBTの方々などを被写体として取り上げた写真と刺繍のMixArt展。
 

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現在の日本において、ジェンダーに対する認識と

具体的な社会的対応や政治的関わりはまだまだ未発達(途次)である。

 

その現状を実際のセクシャルマジョリティや

セクシャルマイノリティのトランスジェンダー・バイなど

様々な被写体を個として取り上げることで表現した。

我々は作品を作るにあたり、

私達の社会に性がどれだけ多大な影響があるのかを考察した。

私達を形成する血液、臓器だけでは、専門家を除いて性の判別は難しい。
又、骨になってしまえばその判断は全くと言ってよいほど意味をなさない。

ではなぜ人は性の分別に執着してきたのだろうか。


性の分別は近年まで、人の活動模範として必要であったのだろう。

しかしジェンダーフリーが説かれるようになり、

その役割に疑問を抱くようになる。
その流れの中で性という壁を乗り越える人々が少しづつ露出してきて、

様々な論点が生まれてきた。

 

そして現状、日本に限らず世界各国において、

論点の一つである同性婚は法的に認められていないし、

社会は見ないふりをしている事が多く見受けられる。

では多様性の発達を促すにはどうすれば良いのか。


我々は、

『自分とは異なる他者を受け入れ、思考を共有し合うことで他者に寄り添うこと』

 

それが小さな一歩と考えた。

我々cubeblancというグループは、

視点の異なる3人で一つのテーマに向き合い考察することを目的として結成した。


現実そのままを写真に残す伊藤
 

俯瞰し独自の解釈の元写真を撮る上原
 

2人の作品に刺繍で解説を加える澤村
 

社会は三者三様。
この3人も社会を作る小さなコミュニティの一つだ。


小さなコミュニティの関わりが人を繋ぎ、

他者に影響を与え、また新しい小さなコミュニティを生む。


我々の作品によって、何かを考え、波及していく、きっかけとなればいい。

この世の思想は正解・不正解と明確視できるものは少ないが、

差別することだけは違うという世の中であって欲しいと願う。


人は絶対的に誰かに愛される存在である。


綺麗事だけではないのは重々承知であるからこそ、言葉よりも、

我々の身近にある写真と刺繍というメディウムで表現した。

札幌市後援

2019年12月26-28日

札幌市民交流プラザ  SCARTS  studio2

IMG_3576.JPG
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